【アルバイト】試験監督員の実態
センター試験が昨日終了しました。
受験生が志望校にかける思いは計り知れません。
私も近くで応援している身ですので、受験生の不安もよく分かります。
まだまだこれからラストスパート!頑張ってほしいです。
毎年毎年、どこかの会場で必ずと言っていいほど監督員のミスが発生しているような気がします。
試験監督員は、教授、もしくは学生のアルバイトがやっているので仕方がないといえば仕方がないんですよね。
今後の人生を大きく変わる場でミスはしてほしくはないと誰もが思いますが…
大学受験ではありませんが、私も試験監督員をやったことがあります。
民間の検定試験でした。
登録した覚えのない人材派遣会社から突然連絡が来て
「明後日の〇〇検定の試験監督員をやっていただけませんか」
正直何を言ってるのかわからなかったのですが、一度試験監督はやってみたかったので承諾しました。
ただ困ったのは、契約書を書きに今から来てくださいと言われたところです。
そうとう人が足りないんでしょうね、向かったオフィスでは社員の方々が電話を片っ端からかけていました。
仕事は9時間の勤務で時給900円。
緊急の依頼だったので交通費支給しますと言われたのですが、普段は交通費支給されないようです…割に合わない。
当日何より驚いたのは本部の方も派遣スタッフだったこと。
誰一人として検定会社の方がいなくて、全員が全員マニュアルに従って動いてました。
おかしな世界です。会場に訪れる受験者はこの日のために一生懸命準備していたのに、試験監督員は当日の朝に業務を把握する。
そんなに人手が足りないのであれば時給を底上げするべきだとは思うのですが、そう簡単にはできなさそうですね。
私が業務を行ったのは英検の試験監督員ではありませんが
試しに、日本英語検定協会の収支報告を確認してみると、費用が収益を上回っています。
人件費は費用の1割程度を占めています。
人手不足がいわれるなか、将来この形は破綻しかねないです。
受験生が一つの会場に集まって受験するという従来の形は、そう遠くない未来に変わるかもしれないですね。