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【News】カニバリ!カニバリ!【用語】

cannibalizationという異質な単語に出会ったのは高校生の頃でした。

単語帳には「人食い人種」と記されていたので、
なぜこんな単語を覚える必要があるのか奇妙だと感じていました。

その意図が分かったのは大学生になってからでした。
企業のことについて勉強しているとcannibalizationはたびたび出てきます。

新商品の導入による既存商品の売上減少、売場でのフェース展開の行き過ぎによる自社商品の売上減少、新規チャネルによる既存チャネルの侵食などがあげられます。

マーケティング用語集 カニバリゼーション - J-marketing.net produced by JMR生活総合研究所
2018年1月18日取得

簡単に言えば、新しい商品を作ったら既存商品と役割が被って売れなくなってしまった!というものです。
(あんまり簡単になってないかも…)


具体的に例を挙げれば、航空産業における、LCCとFSCですね。

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大手航空会社がLCCのサービスを展開しはじめた当初は、既存のFSCの市場の顧客を奪うかもしれないといわれていました。
普段フルプライスのサービスを受けていた人が値段を理由に乗り換えてしまうという懸念ですね。

ただ実際のところは飛行機を乗らなかった人。
特に交通手段として新幹線を利用してた人がLCCを期に飛行機を利用するようになったのです。

これはカニバリゼーションを起こさなかった事例ですが、似たような事業を起こす際は常に気をつけなければなりません。

それがカニバリゼーションを引き起こすのか、それとも顧客の幅とボリュームを増やし相乗効果を産み出すのか。しっかり吟味しなければなりません。


もちろん企業のみに当てはまるわけではないんですよね。
個人だって時間という資産を常に配分して生活しています。
本当にその時間の使い方であっているのか、それに取り組むことで他の事に費やす時間を圧迫しているのではないか。
カニバリを起こさないよう常に意識しないといけないですね。