【雑記】失敗から成功への転換方法こそ学ぶべき
塾で働き始めて3年目になりました。
前年度持った生徒は高校受験を終え、今は楽しいGWを送っていることでしょう。
もちろん、全員が全員第一志望の高校に進学できたわけではないですが…
余裕で合格できるであろう学力を有していたはずなのにダメだった子もいるし、
ワンランク上の学校に入れた子もいました。
私は校舎移動してしまったためその後の対応は知りませんが、
移動先の校舎で見受けられる感じだと受験に成功した生徒に対して合格体験記の執筆をお願いしているそうです。
失敗した子に対してお願いするのは適切ではありませんので、そのこと自体はそういうものだと納得せざるを得ないですが、
合格体験記は本当に役に立たないと思います。
『〇〇大学不合格体験談』
こっちの方が当てになると思います(具体的に超オススメなのは「AIRAKの大学漂流記」とかね)
だって『どう失敗したのか』を知れるってことは、この先自分が受験する際に対策できるじゃないですか
airakdaigakuhyouryuuki.hatenablog.com
もちろん、現役受験生に対して自信を持たせたり、受験に対しての役割が合格体験記にはあるのかもしれないので否定はできませんが、
学力を上げるためには役に立たないのは明白でしょう。
もうすこし掘り下げてみれば、
役に立たない要因は赤の他人の観点で成功するためにはと語られているからです。
物事を成功・失敗する大きな要因は、個人個人の実力が大部分を占めている。
だから、赤の他人の観点で成功するためにはと語られているのがおかしい。
では経験から学ぶためには何が必要なのでしょうか。
私がなによりも大切だと思うのは
やってみる
↓
失敗する
↓
その失敗の要因を探る
↓
成功に転換する
という過程で、まあこれが今流行りのPDCAサイクルの一部の
Do Check Act に当たるものです。
〇〇さんの土台はこうだったから失敗した、その結果Bという改善策を練ったら成功することができた。
そういった過程をしっかりと描いて始めて有意義な情報になりえると思うのです。
もちろん複数人の過程を分析しなければいけませんけどね。
とはいっても、成功例だけの情報がまかり通ってしまうのが現代社会。
ブログや自己啓発本などを見ていると結論主体の文章にうんざりします。
成功例だけの文章は理想論ばかりでふわっとしてると私は感じます。
でも、そういった話は後を絶たないです。
本当に成功したいなら読んでないで行動したほうがいいです。
きっとそういった文章を読んでしまうときは自己陶酔しているのかもしれませんね。
ということで、他者の経験を活かすためには、成功例ではなく失敗から成功への転換方法を学ぶべきという話でした。
冒頭の話に戻ると失敗か成功か1回で決まってしまうから受験というシステムはノイズだと思いました。